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貧血の予防、できていますか?

貧血の予防についてですが、何よりも貧血予防に大事なのは「鉄分をしっかりと摂る」ということです。

健康な成人ならだいたい3,000から4,000mgの鉄を体内に持っていますが、
新陳代謝などで一日に約1mg程度の鉄が体外に排出されます。
この排出された分の鉄分を食事で補うことが貧血予防に大事なことです。

食事から摂った鉄分が体内に吸収される割合は大体10%なので、一日1mg吸収するには、食事で10mgの鉄分を摂らなければなりません。

また、出血があったり、女性の場合は生理中などは、さらに多くの鉄分を摂らなければなりません。
男性なら12から15mg、女性は15から20mgの摂取が推奨されています。

人間は体内に予備の鉄分を肝臓などに蓄えているため、鉄分不足だからといってすぐに貧血にはなりません。
とはいっても、この状態が長く続き、鉄分の貯蔵が底をつくと貧血になります。
したがって、貧血の自覚症状が出なくても鉄分を十分に摂取しておくことが貧血予防になります。

なお、食品の鉄分の中には体内で吸収されやすい「へム鉄」と吸収されにくい「非ヘム鉄」があります。
貧血予防のために鉄分を効率よく摂るにはヘム鉄を多く含む食品を食べるとよいでしょう。
ヘム鉄は牛肉、豚肉、鶏肉、魚、レバーなどに多く含まれています。

とはいっても、貧血対策のためにこれらの食品ばかりを食べることは、他の栄養バランスが崩れることになります。
いくら貧血対策とはいっても、バランスを意識した食事をしましょう。

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このページのカテゴリーは「貧血を徹底解決!」です。
貧血は男性よりも女性に見られやすい病気です。
つらい貧血の症状に悩まされている女性の方も多いのではないでしょうか。
貧血の原因はさまざまですが、95%の貧血は体内の鉄分不足で赤血球不足になる鉄欠乏性貧血と言われています。
立ちくらみ・身体が疲れやすい・肩こりがひどい、なども貧血が原因であるかもしれません。
予防と対策をしっかりと立てましょう!
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